求めよ、さらば与えられん
外に出ると、パチンッと指を鳴らす音がした。私の周りで炎か舞い、あっという間に鳥籠のような形になった。
これが魔力……初めて自分以外の魔力を見た。こんな時なのに本当に私以外にも力を使える人がいるんだ…と、不覚にも感動してしまった。
「今一度問う、お前はバルドック国第二王女ベアトリーチェ・バルドックだな?」
問うなんて言っておきながら、答えは1つだと言わんばかりの態度。なんて傲慢で偉そうな人なんだろう。
「先ほども申し上げましたが、私はただのベアトリーチェ…バルドックなどという名前はございません」
漆黒の男が従者に目で合図を送ると、炎の鳥籠が一回り小さくなった。さっきよりも熱を感じる。どうやらこれは見たままの炎のようだ。
「……私は数年前に王家の身分も称号も剥奪されております。 よって、私の人生でその姓を語る事はございません」
何が可笑しいのか、漆黒の男性は声高らかに笑い始めた。周りにいる従者達も驚いた顔をしている。
漆黒の男は笑い終えると、蔑むような目で私を見た。
「前王に捨てられる程要らぬ存在か……哀れな女だな」
これが魔力……初めて自分以外の魔力を見た。こんな時なのに本当に私以外にも力を使える人がいるんだ…と、不覚にも感動してしまった。
「今一度問う、お前はバルドック国第二王女ベアトリーチェ・バルドックだな?」
問うなんて言っておきながら、答えは1つだと言わんばかりの態度。なんて傲慢で偉そうな人なんだろう。
「先ほども申し上げましたが、私はただのベアトリーチェ…バルドックなどという名前はございません」
漆黒の男が従者に目で合図を送ると、炎の鳥籠が一回り小さくなった。さっきよりも熱を感じる。どうやらこれは見たままの炎のようだ。
「……私は数年前に王家の身分も称号も剥奪されております。 よって、私の人生でその姓を語る事はございません」
何が可笑しいのか、漆黒の男性は声高らかに笑い始めた。周りにいる従者達も驚いた顔をしている。
漆黒の男は笑い終えると、蔑むような目で私を見た。
「前王に捨てられる程要らぬ存在か……哀れな女だな」