ドキドキ同居しています
眠りに落ちて、しばらくすると、

なんだか、体の上に重みを感じるような……。

キスされてるような……感覚がして、まだ眠いけど、そっと目を開けた。


そしたら、

俺の体の上で、女の子が馬乗りになって、

俺にキスしていた……。



え!?

なんで!?


俺は女の子を押し戻し、

「なにやってんだよ! やめろ!」と、怒鳴った。


「私……もう5年も須王くんに片思いしてて……今日も家の前にいたら須王くんが出てきたから尾行したら、このベンチで寝ちゃったから、こんなチャンスもう無いと思って……」

「思って?」

「初めてのキスは須王くんとしたかったので、夢を叶えさせていただきました」

勝手に叶えるなよ……。

「ごめんなさい……。私、須王くんのこと何年も想い過ぎておかしくなっちゃった……。本当にごめんね……」

俺の体の上に乗ったまま、彼女は泣き出した。

「高橋さんだよね?たしか」

「私のこと、覚えててくれたの? 須王くん」

「毎年、告白してくれてたね……」
< 154 / 179 >

この作品をシェア

pagetop