霧幻哀歌ー君と過ごした10 DAYSー
「柚子、少しテレビから目を離してパパの話を聞いて」
こんなに大事な番組を見ているのに何で?と少しイラつきながらも大人しくパパの言う通りにして椅子に座りなおした。
「実は今年は柚子の受験があるからって一度断ったんだけどこの間知り合いから京都旅行に誘われたんだ。でももし柚子が行きたいならもう一度頼んでみるよ」
予想外だった。
まさかパパがそんなこと言ってくれるなんて。
「京都は新撰組が活躍した場所だし他にも色々な出来事が起こった歴史の深い土地だ。最近は日本史が行き詰まってるみたいだし少しの気分転換も兼ねて行ってみない?」