素直になれない、金曜日
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「お邪魔します」
靴を揃えて我が家にあがる砂川くんに、新鮮な気持ちになる。
男の子が家の中にいるなんて初めてかもしれない。
そのことに気がついて、どきりとした。
────あ。頻繁に我が家を訪れる恭ちゃんは例外だけれど。
「まっすぐ行って、奥がリビングなの。砂川くんと葵依ちゃんは適当なところに座って待ってて。私は小春を呼びに行ってくるね」
ふたりに声をかけてから、2階へ向かう階段を上がる。
案の定2階の部屋にいた小春を連れてリビングに向かえば、小春は葵依ちゃんがいることに驚いて、それからすぐに嬉しそうに駆け寄っていく。
「えっと……何か飲む?」
雨の中を歩いてきたから温かいものがいいかな……と思い、小鍋に水を入れていると。
「小春、ココアがいい!」
ふたりよりも先に無邪気に答えた小春に苦笑しつつ、ココアの粉を準備する。
「葵依ちゃんもココアでいいかな?」
首を傾げれば、葵依ちゃんが頷いてくれたので、ふたつのマグカップにココアの粉を入れる。
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「お邪魔します」
靴を揃えて我が家にあがる砂川くんに、新鮮な気持ちになる。
男の子が家の中にいるなんて初めてかもしれない。
そのことに気がついて、どきりとした。
────あ。頻繁に我が家を訪れる恭ちゃんは例外だけれど。
「まっすぐ行って、奥がリビングなの。砂川くんと葵依ちゃんは適当なところに座って待ってて。私は小春を呼びに行ってくるね」
ふたりに声をかけてから、2階へ向かう階段を上がる。
案の定2階の部屋にいた小春を連れてリビングに向かえば、小春は葵依ちゃんがいることに驚いて、それからすぐに嬉しそうに駆け寄っていく。
「えっと……何か飲む?」
雨の中を歩いてきたから温かいものがいいかな……と思い、小鍋に水を入れていると。
「小春、ココアがいい!」
ふたりよりも先に無邪気に答えた小春に苦笑しつつ、ココアの粉を準備する。
「葵依ちゃんもココアでいいかな?」
首を傾げれば、葵依ちゃんが頷いてくれたので、ふたつのマグカップにココアの粉を入れる。