彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)



パトロール、4日目

今夜の見回りは、いつもより早い時間からスタートした。



「夕方だと、学生さんも多いですね、モニカちゃん?」

「あら~駅が近いから、観光客も多いわよぉ~凛ちゃん?」



モニカちゃんと並んで歩けば、女の子達がこちらを振り返る。

八頭身で、モデルのようなモニカちゃん人目を引く。

彼女がしゃべれば、ギョッとするけど・・・



〔★もったいない美形だ★〕



「知ってる~凛ちゃん?東南アジアの人って、仕送りは船で行うらしいわよぉ~」

「船ですか?」

「住んでる地域によるらしいけどね。あと、日本製品が人気なの!シャンプーはもちろんだけど、洗濯洗剤がすごく良いんだって!百均の便利グッズは大人気よぉ~」

「へぇ~抹茶のキットカットや和菓子、ラーメンにメロンパンが人気と聞いていましたが、消耗品も喜ばれるんですね。」

「そうそう!あと、友達のフィリピン人が言うには、家庭料理はなんでもココナッツ入れるらしいんだけど、それがどういう料理か知らないんですって!代々受け継がれてきた料理ではあるらしいけど、名前はわからないって言うから不思議よねぇ~」

「え!?名前知らずに、代々受け継いで作ってるんですか!?」

「親から子へと、あんまり気にしないで教えて、覚えて、作るんだって~!」

「名前がわからないおふくろの味ですか・・・」



〔★凛はカルチャーショックを受けた★〕



「おほほほ!それじゃあ、リラックスできたところで~パトロールしましょうか?今夜の困ったちゃんは手ごわいから気をつけてね、凛ちゃん。」

「え?ターゲットは決まってるんですか?」

「そういうこと!。しっかり〆あげるから、手荒にするけど気にしないでね~」

「わかりました・・・。ちなみに、どんな人で、どんな迷惑行為をしてるのですか?」

「うふふふ~Twitterではけっこう有名ってことだけ言っておくわ♪今は、仲良くお散歩してる風にしましょうね~」



そう言いながら手をつないでくるオネェさん。



(Twitterって・・・ネットでさらされれば、普通はやめないかな?)



疑問を解決しないまま、モニカちゃんと2人で駅付近まで来た時だった。



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