【加筆・修正中】恋した君に愛を乞う
「……君は何してるの」
「あ、あの……」
「剣崎と……、あいつと話すなって言ったよ」
「ごめんなさ……」
「それに外でお酒は禁止って言ったよね。少し顔赤いよ」
「あの、剣崎さんがノンアルコールと間違って……」
「そんなのわざとに決まってる。あいつがノンアルコールかそうでないか間違えるわけがない」
低く、明らかに苛立ちを含んだ声音に、何を返しても打ち消されてしまう。
そして何よりも怒りを孕んだまなざしを真っ直ぐに向けられると、私の行動が暁斗さんをここまで怒らせてしまったのだと自覚されて胸の奥が痛んだ。
「しかもあいつと間接キスまでして」
「えっ……、見てたんですか……?」
「見てたさ。あいつが何かやらかすんじゃないかって。でも君はあいつが君のグラスに口づけても嫌がってなかった」
「あれは……、間接キスぐらいで騒いだらおかしいのかなって思って……」
「ふーん……。もしかしたら君も剣崎に興味あるのかと思った。だったら助けに行かなくてもいいか、ってね」
「そんな……!私は暁斗さんから剣崎さんに近付くなって言われてたから離れようとしてたんです。でもどうしたらいいのかわからなくて暁斗さんを探して……」