【加筆・修正中】恋した君に愛を乞う
パーティでは常に綺麗な女性がそばにいて、親しげに話していた暁斗さん。
剣崎さんが言うように、もしかしたら見当たらなくなったあの時、本当に他の女の人とどこかに消えていたのかもしれない。
暁斗さんにとって私は一体どんな存在なんだろう。
婚約者といっても私は偽物、期間限定。
そこに確かな関係など何もない。
私のことは危ない目に遭いそうな時には助けてくれるけど、それは佐伯の娘だから気にしてくれている、ただそれだけ。そこに特別な感情なんかない。
だけどそう思うと堪らなく切なくて淋しい気持ちになるのはどうして?
「君は自分が男からどんな目で見られてるのか全然わかってない」
「どんな目って、私なんて地味で普通な……」
「わかってないな。君みたいに隙だらけなくせに色気を振りまいてる子に男は誘われるんだよ。抱いたらどうなるのか、メチャクチャに乱してみたいって妄想してるんだ」
「そ、そんなこと……」
「そんなこと?男なんてそんなもんだよ。君みたいな子がどんな風に乱れて、どんな声を出すのか妄想して楽しんでる」
男と人と付き合ったことのない私にとって、暁斗さんの言うことが衝撃的過ぎて言葉を失う。
それに私を両腕で取り囲んだまま、艶っぽい目で見つめてくる暁斗さんとの距離の近さも私をドキドキさせ続け、色んな意味で頭の中が一杯だ。