【加筆・修正中】恋した君に愛を乞う
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暁斗さんから改めて婚約者に、と言われてからは、日ごとにお互いの距離が縮まっている、そんな風に思うほど順調な毎日を過ごしていた。
今日は少し遅くなる、そう言われていたけれど思っていたより帰りが遅そうで、起きていようか先に寝ようかと迷い始めていた矢先。
「はい……、あれ、藤堂さん?」
インターホンが鳴り、暁斗さんだと思いきや画面に映っているのは藤堂さんで。
暁斗さんに何かあったのかと思いながら、玄関のドアを開けたけど。
「美緒!」
「えっ、わ、暁斗さん……?すご……、お酒臭い……」
「申し訳ありません。私はここまででいいと言って聞かないもので……」
「あ、わ、わかりました……、で、でも結構重い……」
「社長、やはり美緒さんでは支えきれませんので私が……」
「いい!大丈夫!俺、一人で歩けるから」
ベロベロに酔っ払った顔で、ふらふらしながらそう言われても、と私と藤堂さんは顔を見合わせる。
「藤堂さん、大丈夫です。なんとかします。私、結構重いものとか運べる方なんですよ」
「……わかりました。それでは私はここで……。……美緒さん、こうするしかなかったとご理解ください。くれぐれもお気をつけて」
「え、あ……はい、お疲れ様です……、も、もう暁斗さん……!」