浅葱色が愛した嘘
「じゃぁまず、手始めにお前の実力を見せてもらう。
斎藤!」
「はい。」
「今、手の空いている隊はどこだ?」
「それでしたら確か今、一番隊と二番隊か稽古場にいるかと___」
「ほぉ。それは丁度いい。
それとお前の名だがここに居る間は他の名で通せ。
そうだな……お前の名は__」
「澄朔(すさ)」
「あ?」
「ここでの仮の名だ。
私の事は澄朔と呼んでほしい。」
「そうか。分かった。
今から稽古場に向かう。
斎藤、山崎。お前たちも着いてこい。」
こうして桔梗は二つの隊がいる稽古場へと足を足を運んだ。