浅葱色が愛した嘘





そしていつしか、澄朔の体は光に包まれた。





言葉を失う程の眩しく、美しい光____。



澄朔は光となり桔梗の体へと溶け込んでいった。



まるで新しい命を吹き込んだかのように。






澄朔……

本当はもっと、一緒に居たかった。

まるで兄のような存在だった貴方と……


違う。

血の繋がった、たった一人の家族として、また………


さよなら、澄朔。




さよなら、



























_________兄さん。




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