浅葱色が愛した嘘




「なんやアイツ。
めちゃくちゃ強いやないかい。」



「上出来だ。
さすが俺が見込んだだけの事はある。」


山崎はその光景に目を奪われ
土方は満足気に腕を組んだ。


すると……


「土方さん、僕に澄朔と試合させてください。」


沖田が名乗りを上げた。


「いいだろう。
総司、手加減は必要ねぇぞ。」


「分かってますよ。」



土方の言葉に微笑み
木刀を手に桔梗の前へと立った。




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