浅葱色が愛した嘘




どれぐらい経ったのだろう。



宴会も終わりへと近づいてきた時、


天霧は席を立った。



『朱雀と言ったな。

俺はもう、出る。

外まで頼めるか?』






『はい、喜んで。』





桔梗はゆっくりと立ち上がり、天霧と肩を並べて大広間を後にした。



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