浮気してるくせに平然な彼
「堀内くん………大丈夫??私、部屋から出た方がイイ??」
心配そうに俺の顔を覗き込む橋本。
ギリギリ理性を保ってる状態の俺には刺激が強すぎる。だけど、部屋から出て行ってほしいワケじゃない。
橋本は壊れかけの何かを守るように、優しく俺を抱きしめてきた。
「……………俺が今、どんな状況か………分かってんのかよ…」
「分かってる。だけど堀内くんツラそうだから」
「橋本はいつもいつも危機感なさすぎなんだよ………2時間も外で一人で泣いてみたり……今もムラムラしてヤバイって言ってんのにこんな事するし………」
ツラくて、苦しくて。
俺を心配しての行動なのに、つい橋本に当たってしまう。