レヴィオルストーリー2
「おはようございます、アレン様」
何事もなかったかのように笑顔を向けるマケドニス。
そんな彼を小さな子供のように睨み付け、アレンはベッドを降りようとした。
が、背中が痛い。
老人のようなゆっくりとした動作で足を下ろす羽目になった。
「あんな変な寝方をするからですよ。」
「だって母さ…」
母さんが、と言おうとして、そこでアレンはやっと夜の出来事を思い出した。
「あっ!母さんっ!!」
「寝惚けてるんですか?」
それなら、とまたくすぐろうとするマケドニスを何とか制し、アレンは着替る為奥の部屋に行く。
そこで服を着ながら母の言葉を思い出していた。
(魔力を使うな、か…。)
何故かは知らないけど忠告されたのだから守った方がいいだろう。
それはそうするとして、今度はあの時についての母の言葉が頭から離れない。
『…あの人のところに、行けると思って…』