レヴィオルストーリー2
「…忘れよ」
頭を軽く振って、アレンは次は眠りにつく直前にうっすら聞こえた言葉に意識を寄せた。
────気をつけて…
確か、そんなことを言っていた気がする。
(何に気をつけたらいいんだよ)
そこを言えよ、とアレンは心の中で母にツッコミを入れた。
着替え終わってまた元の部屋に戻ると、マケドニスが布団をシルラに渡しているところだった。
「アレン様、おはようございます!お布団、お洗濯しますね。」
シルラは嬉しそうにアレンに声をかける。
「うん、ありがとう。」
香水をつけながら、アレンはシルラに返事を返した。
その香水がレイから貰ったものだということは知らないシルラは、更に嬉しそうに「はい」と返事をするとご機嫌なようすで去っていった。