レヴィオルストーリー2
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ついに来てしまった。
この時間が…。
「こんにちは、アレン君。久しぶりだね。」
「こんにちは…。お久しぶりです」
相変わらず偉そうな初老の男、ブエノルに小さい頃からお得意の作り笑いを向け、アレンはにこやかに挨拶した。
これから一時間半、ずっとこの愛想笑いで乗り越えなくてはならない。
普段は仕事中に笑顔などあまり出さないのだが、このオジサンは別なのだ。
この人はアレンの無表情を機嫌が悪いと解釈し、勝手に怒る。
機嫌が悪いのは本当だったりするが、国交などを考えると相手の調子に合わせなくてはならないのだ。
「よし、それでは始めようか。」
ブエノルのすました言葉で会談は始まった。
一時間半、といっても主な話し合いはいつも30分で終わる為、あとの一時間はほとんどがブエノルの自慢話。
毎回気が遠くなる思いとはこのことか、と思わされるアレンはとにかく笑顔で話を流す。