レヴィオルストーリー2
「その時、私に勝負を申し込んだ奴がいてな。そいつはダルヌクでは強いと噂されている者なんだが、うっかり勝ってしまってね。手加減したつもりだったんだが…」
またいつものブエノル様の剣さばきの自慢話が出た。
何でもブエノルはダルヌク国ではかなり強いと評判のサーベル使いらしいのだが、正直どうでもいいアレンは笑顔の裏でかなり暇だと嘆いている。
頷きながら聞き流していると、ブエノルはとんでもないことを言い出した。
「それでだな、アレン君。私と戦ってみないかい?」
「えっ!?」
思わずアレンは飲んでいたココアを吹き出しそうになった。
「た、戦う?」
「そうだ。ダルヌク国の連中だとつまらなくてね。」
俺はアンタの暇潰しの道具か、とムカつくアレンだがそこは耐える。
(…俺って超大人。)
自分の成長に自分で感心したアレンは断るわけにもいかず、というよりこの機会に少し懲らしめてやろうと、それを承諾した。