レヴィオルストーリー2
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「本気でお願いするよ、じゃないとつまらないからね。」
城の広場に移動し、三メートルほど向こうの正面に立つアレンにまた偉そうに言うブエノル。
マケドニスは会談中も今もずっと苛々して彼を見ていた。
(アレン様に勝負を申し込むなど何て愚かな…。)
血管が切れそうなマケドニスは苛々苛々と足踏みをする。
懲らしめられてしまえとブエノルに向かって心の中で呪いをかけていた。
アレンはブエノルをジッと観察する。
(見かけだとある程度は強そうだけど…。)
がっしりした体格は肉だけしかついていないわけじゃないみたいだし、構えも様になっている。
しかし『本気』での勝負の前に軽口を叩くその心構えが気に入らない。
「本気で、ですね。わかりました。」
この時イルがアレンを見ていたら、ブエノルの行く末を想像しきっと身震いするか青ざめるかしただろう。
アレンはまじで本気でいくつもりだ。
その証拠に澄んだ碧の瞳が、旅のときのようにキラリと鋭く輝いている。