レヴィオルストーリー2
「今日はお帰り下さい。お送りしますから。…イル、出てこい。」
アレンが言うと、木陰からイルが出てきた。
ずっと隠れて見ていたらしい。
「あは、バレたっ?」
「…わざとバレるようにした奴の言うことか?」
呆れたアレンの口調に「それもバレたかぁー」と苦笑いし、イルは移動魔法を発動させる為巨大な魔方陣を出した。
ブエノルとその部下らは、いきなり現れたそれに驚く。
「さよーなら♪」
その一声と共にイルが杖を振ると、ダルヌク国一行は一瞬にして消え去った。
直前に喚き声がしたが、それを相手にするアレン達ではない。
「何であの人達、魔方陣にあんなにビックリしてたの?」
「…ダルヌクには魔法がないからだろ」
とびっきりの不機嫌な声で言うアレン。
イルが少し怯えていると、アレンはイルにこそこそと耳打ちをしてきた。