レヴィオルストーリー2
部屋につくと、また昨日のようにベッドに飛び乗る。
「…きもちわる…」
さっきからココアに入っていた薬のせいで気分が悪い。
まだ死ぬほどの毒薬じゃなかっただけましだな、とアレンは溜め息をついた。
「…めんどくさいことになったな…」
そう呟いて目を閉じようとしたとき、慌てたようなノックの音がした。
「…入れ」
気配で誰かを悟ったアレンは、ベッドに俯せに転がったまま言う。
「失礼します。ココアに何か入れられていたんですって?」
クナルがそう言いながら駆け寄ってきた。
「…うん…大丈夫。大したことないんだけど、一応…他の飲み物にも入ってたかもしれないから呼んだ。医務室に誰か来たら…何を飲んだか聞いといて。」
その言葉に頷いたクナル。
ベッドの横に跪き、アレンの額に手をあてた。
「…気分悪い?」
「…大丈夫だって」
ひんやりした手にレイを思い出しながら今度こそ目を閉じる。
(レイが城を出ててよかった…。)