レヴィオルストーリー2
「着きました」
道が開けた途端にニーナがそう言い、アレンと彼の隣にいるレイはそれを見上げると
───驚きに目を見張った。
正確にはレイだけでアレンの表情は大して動かなかったが、それでも驚いてはいるようだ。
何てったって、白と金だらけのリシェラルク皇国なのにその建物は何故か水色。
しかもめちゃ小ぢんまりして蔦まで絡まっている始末。
手入れが行き届いているようには全く見えない。
「…ここが第三議事堂ですか?」
レイが前方にいるニーナに恐る恐る訊ねた。
ニーナは当然とばかりに頷く。
「教皇様はもういらしておりますわ。この外見はカモフラージュです。中は綺麗ですから」
その言葉に納得。
確かにあからさまに国家議事堂です、と言えば何か仕掛けられたりする可能性はある。
だから三つ目だけこんな目立たない場所にあるのだろう。
「予想外だぜ」
「予想外ねッ」
後ろからギルクとイルのかなり単純な感想が聞こえた。