俺の嫁になれ~一途な御曹司の強すぎる独占愛~
後藤君におだてられ、その後も飲み続けた。
一体どれだけ飲んだのか……もう自分でもわからない。
「桜井さん、僕代わりに会計しておきますよ」と後藤君に声をかけられ、みんなから徴収した会費を彼に手渡した。
「じゃあ、これでお願い」
そう言って、机に突っ伏す。
もうこれ以上は飲めない。
ボーッと微睡んでいたら、大塚さんと黒崎君が一緒に立ち上がったのが見えた。
可愛いお姫様にはカッコイイ王子様が寄り添う。
それが……現実。
どんなに願っても私の好きな人は、私を好きになってくれないのだ。
いつか両思いになれるって信じてたのにな。
もう私の恋は終わった。
これ以上黒崎君のことを好きでい続ければ、あのふたりの迷惑になる。
引き際はわきまえるんだ、優衣。
さよなら……私の恋。
ふたりとも末永くお幸せに。
心の中でそう呟いていたら、視界がだんだんボヤけてきた。
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