生意気オオカミの虜

男女が部屋に入ればそれはもう、何もないわけなく。

ないときもあるが、今は違う。

このまま凛に……

凛と……

自分が凛に対してどれほど気持ちがあるのか、特別な感情があるのか?

私なりにわかったのは、凛とこうしていても突き飛ばすほど嫌ではなく、やめての一言も思っていない。

にわか雨のようか、通りすぎる気分な雨のように……

今は凛が可愛い。

高3男子の凛、ちゃんと男でエッチな部分も健全だと安心も感じる。



「 羽奈 」

「 くすぐったいよ… 」



背中とはいえ凛の手が素肌にあたるだけでゾクゾクする。

嫌じゃない。

むしろ、ちょっといいかもしれない。

だからこのままでも構わない、そう思う時、凛の甘めキス。


と、そこへインターホンが鳴り邪魔された。



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