生意気オオカミの虜

「 はー…… 一件落着、かな 」



どっと疲れが。

床に転がり、ふー っと息を吐く。



凛、男… だった。

とりあえず、無知な私でもわかる事はあった。

下の方が、ねぇ……

とても口に出せないけども……

男なんだね、私の可愛い幼馴染み君は。


ほんとにもう…… 困ったな。

私、凛にドキドキしちゃった。

ヤバ…



いくら知った仲であれ、男女ではあれば何が芽生えても不思議じゃないと我が身で知った現実。

申し分ない容姿、ほどほど賢くズルく、憎らしい顔を見せられても半分可愛いとか思ってしまう。


当たり前の関係が意外にあっさり崩れはじめて、戸惑いすらわからないままで私は気づき始める。

あり得ない、はずだった恋。

未来で恋する相手は幼馴染み意外。

的はずれにも幼馴染みから恋されている。

夢見る想像する恋よりも、現実は生々しい。



「 頼… どうしよう、私 ちょっと変だよ 」



凛を一人の男として見るの?

あの凛を……

私も凛を好きになるの?


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