生意気オオカミの虜
夜は更け、翌朝。
まさかの訪問者に起こされた。
それもキスで。
……んー……
さっきから何… 口に何かあたってる。
え、何かって何よ……
パチリと目を開ければ視界に入るもう一つの目。
っ!?
「 んはよ 」
「 り… んーっ!!」
唇が重なりあったままで凛はにこやかに、私は怒り。
「 も、ちょっとどきなさいよ!なんで凛がいるのっ また勝手に来て!」
「 朝から怒鳴るなよ、どうせなら耳もとで囁いてよ 」
こ、の…
「 バカ!」
「 バカでけっこうだよ 」
くー… ほんとバカ。
なんだってお母さんは凛に合鍵渡したかなぁ
渡したらこうなるって思わなかった?
私は女なんだからちょっとは控えるでしょ
なのに~!!
幼馴染みだからって何でも許すわけないんだからね!
「 凛、頼に黙ってきたんでしょ? 帰って学校行きなよ 」
「 朝イチャイチャしたくなんねーの?」
「 凛とイチャイチャなんかしたくない!」
まだ5時半だし!
早すぎる!
「 俺はイチャイチャしたい、羽奈と。キス、良くなかった?」
「 は? 何言って… 」
「 羽奈 」
い… いや、ダメ、ダメだからー!