大江戸ロミオ&ジュリエット
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御納戸色の着流しの上に裾を捲って角帯に手挟んだ紋付の黒羽織、裏白の紺足袋に雪駄履き。
腰には二本、水平に差された大小の刀。
すっかり「同心」になってしまわれた、島村 尚之介を志鶴は見上げた。
実家の兄よりも背が高く、夫の多聞と同じくらいの立派な体躯だった。
「……志鶴殿……辛うはござらんか」
心に染み入るやさしい声で、尚之介は尋ねた。
御納戸色の着流しの上に裾を捲って角帯に手挟んだ紋付の黒羽織、裏白の紺足袋に雪駄履き。
腰には二本、水平に差された大小の刀。
すっかり「同心」になってしまわれた、島村 尚之介を志鶴は見上げた。
実家の兄よりも背が高く、夫の多聞と同じくらいの立派な体躯だった。
「……志鶴殿……辛うはござらんか」
心に染み入るやさしい声で、尚之介は尋ねた。