大江戸ロミオ&ジュリエット

口の中いっぱいに、(うなぎ)の甘辛い味が広がった。

炭火に(あぶ)られ過ぎて焦げて苦いところですら、味わい深かった。

さような風味はまるで……

祝言を挙げてから今日までの、志鶴の日々そのものであった。

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