その瞳は、嘘をつけない。
「あの、私何か、失礼なこととか、変なこと言ったりしたりしてませんか?
酔っぱらうと私、上機嫌になりすぎちゃうっていうか、浮かれちゃうというか・・。」

手を顎に当てて、じぃ・・・と私を見つめる一之瀬さんが

「ふっ・・・」

と笑い出した。

絶対に私、何かやらかしている。

・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・

「ああああ、あの、とにかくごめんなさい。
ていうか、私帰りますね!いつまでもここにいても邪魔になるだけなので!!」

精一杯そう言い、バッグを取りに寝室へ戻ろうと回れ右した
その腕を、つかまれた。
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