恋のカタチ
「はぁ、はぁ…」


「高2になってガチで走ったの初めてだわ俺」


「わ、私も。げほっ!」


下駄箱に着いてぐったりとしている私に比べ宮村くんは全く疲れていない。


クラスに向かって歩いてるとみんなからの視線を集めていることに今更ながら気づいた。



宮村くんは目立つ存在だったのを忘れてた…。



「あ、やば!!!」


「うおっ!びっくりした!」


突然の私の大声にびっくりした宮村くんの肩がビクッと震えた。



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