男装したら数日でバレて、国王陛下に溺愛されています
夜会では嫌な目に遭ったが、これまで努力をしており、今のミシェルは自信があった。


「本当にミシェルさまは日増しに輝き、美しくなっていきますわね。これも陛下に愛されて幸せいっぱいなのでしょう」
 

シャプリエ公爵夫人は頬をポッと赤らめるミシェルに微笑んだ。



その日の夕食後。
 
談話室の本棚で本を選んでいたミシェルは、思い出したようにソファで足を組み座るクロードの元へ駆け寄り、隣に腰を下ろす。


「どうした?」 
 

クロードは書類をテーブルに置き、笑みを浮かべてミシェルを見る。


「話忘れていたことがありました」

「その顔ではいい事のような気がするが?」
 

隣に座るミシェルは眩いばかりの美しさだ。


「はい。シャプリエ公爵夫人がお茶会に招待してくださいました」

「シャプリエ公爵夫人は父の姉の娘。お前にとって見本になる女性だ」

「いつもよくしてくださいます」
 

にっこり笑うミシェルの後頭部を数回撫でたクロードは自分のほうへ引き寄せる。


「ゆっくり楽しんでおいで」
 

クロードはミシェルの唇に唇を重ねた。


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