溺愛診察室~一途な外科医に甘く迫られています~
まぁ……送り出してくれた彼女は笠井君に恨みのこもった視線を送っていたから、納得なんてしていないと思うけど。
喧嘩をするほど仲が良いじゃないけど、なんだかんだ言いつつお互いを認め合っているように私には見えた。
だから笠井君が薫ちゃんにあんなことを言うのは珍しい。たしかに薫ちゃんはミーハーなところもあるけれど、仕事は真面目だし分別をつける子だから。
それを一番よく理解しているのは、笠井君だと思うんだけどな。もしかしてふたりの間に、なにかあったのかな。喧嘩とか?
そんなことを考えながら歩いて行くと、エレベーターホールへ着いた。
佐々木君とは入院病棟の五階にある、患者が家族とゆっくり過ごせる屋上で待ち合わせている。
患者と家族なら誰でも立ち入ることができ、安全面を考慮して高いフェンスで周囲を覆い、テーブルや椅子、日よけの屋根までしっかり設置されているらしい。
ボタンを押してエレベーターを待っていると、笠井君がボソッと言った。
「今日はすみませんでした」
「……えっ?」
突然謝ってきた笠井君にびっくりして彼を見ると、バツが悪そうに口をへの字に曲げた。
喧嘩をするほど仲が良いじゃないけど、なんだかんだ言いつつお互いを認め合っているように私には見えた。
だから笠井君が薫ちゃんにあんなことを言うのは珍しい。たしかに薫ちゃんはミーハーなところもあるけれど、仕事は真面目だし分別をつける子だから。
それを一番よく理解しているのは、笠井君だと思うんだけどな。もしかしてふたりの間に、なにかあったのかな。喧嘩とか?
そんなことを考えながら歩いて行くと、エレベーターホールへ着いた。
佐々木君とは入院病棟の五階にある、患者が家族とゆっくり過ごせる屋上で待ち合わせている。
患者と家族なら誰でも立ち入ることができ、安全面を考慮して高いフェンスで周囲を覆い、テーブルや椅子、日よけの屋根までしっかり設置されているらしい。
ボタンを押してエレベーターを待っていると、笠井君がボソッと言った。
「今日はすみませんでした」
「……えっ?」
突然謝ってきた笠井君にびっくりして彼を見ると、バツが悪そうに口をへの字に曲げた。