溺愛診察室~一途な外科医に甘く迫られています~
「どうしたの? 急に謝ったりして。なにかミスでもした?」
「いえ、違くて……」
ちょうどエレベーターが着き、ふたりで乗り込む。五階のボタンを押すとドアは閉まり、ゆっくりと上昇していった。
「今日、俺のワガママで深沢を同行させず、すみませんでした」
「どういうこと?」
笠井君のワガママでって。
あっという間に屋上に着いたけれど、まだ約束の時間になっていない。屋上に出ると春の太陽が照りつけ、ポカポカ陽気で所々に患者とその家族が団らんを楽しんでいた。
周囲を見回すと佐々木君の姿はまだない。
「話してくれる? これでも私、ふたりの教育係だし」
空いていたベンチに腰掛けると、笠井君も並んで腰かけた。けれど彼は言いにくそうに口を結んでいる。
気になるけれど、強引に聞き出すことじゃないよね。それに笠井君が理由もなく、薫ちゃんのことを蔑ろにすることはないと思うから。
笠井君から話してくれるのを待っていると、彼はポツリポツリと話してくれた。
「今朝……佐野先輩から写真を見せてもらった時の深沢の反応、覚えていますか?」
「えっと……うん」
「いえ、違くて……」
ちょうどエレベーターが着き、ふたりで乗り込む。五階のボタンを押すとドアは閉まり、ゆっくりと上昇していった。
「今日、俺のワガママで深沢を同行させず、すみませんでした」
「どういうこと?」
笠井君のワガママでって。
あっという間に屋上に着いたけれど、まだ約束の時間になっていない。屋上に出ると春の太陽が照りつけ、ポカポカ陽気で所々に患者とその家族が団らんを楽しんでいた。
周囲を見回すと佐々木君の姿はまだない。
「話してくれる? これでも私、ふたりの教育係だし」
空いていたベンチに腰掛けると、笠井君も並んで腰かけた。けれど彼は言いにくそうに口を結んでいる。
気になるけれど、強引に聞き出すことじゃないよね。それに笠井君が理由もなく、薫ちゃんのことを蔑ろにすることはないと思うから。
笠井君から話してくれるのを待っていると、彼はポツリポツリと話してくれた。
「今朝……佐野先輩から写真を見せてもらった時の深沢の反応、覚えていますか?」
「えっと……うん」