溺愛診察室~一途な外科医に甘く迫られています~
「あら、環奈。来てくれたの? 仕事は大丈夫?」
ドキドキしながら病院へ向かうと、私の姿を見たおばあちゃんは顔を綻ばせた。
「うん、今日は早く終わったから……」
同室の人に挨拶をしながら奥へと進み、ベッドサイドにあるパイプ椅子に腰かけた。
「おばあちゃんはどう? 身体、大丈夫?」
「えぇ、大丈夫よ。毎日電話で報告しているでしょ?」
「それはそうだけど、心配なの」
毎日おばあちゃんは、自分のことより私のことを心配して病院の公衆電話から連絡をくれる。
仕事は大丈夫か、ご飯はちゃんと食べているか、砂羽とはうまくやっているかと聞いてくる。おばあちゃんの中で私はいつまでたっても子供のままのようだ。
「あ、そういえば砂羽ね、今日旦那さんと仲直りして帰ったんだ」
「そうなの、それはよかったわね。……でも環奈は寂しいんじゃない?」
「……うん」
この三日間、おばあちゃんに代わって砂羽が家にいてくれたおかげで寂しくなかった。朝送り出してくれて帰ってきたら出迎えてくれて。そしてずっと他愛ない話で盛り上がって。
それなのに今日からまたおばあちゃんが退院するまでひとりかと思うと、寂しく思う。
ドキドキしながら病院へ向かうと、私の姿を見たおばあちゃんは顔を綻ばせた。
「うん、今日は早く終わったから……」
同室の人に挨拶をしながら奥へと進み、ベッドサイドにあるパイプ椅子に腰かけた。
「おばあちゃんはどう? 身体、大丈夫?」
「えぇ、大丈夫よ。毎日電話で報告しているでしょ?」
「それはそうだけど、心配なの」
毎日おばあちゃんは、自分のことより私のことを心配して病院の公衆電話から連絡をくれる。
仕事は大丈夫か、ご飯はちゃんと食べているか、砂羽とはうまくやっているかと聞いてくる。おばあちゃんの中で私はいつまでたっても子供のままのようだ。
「あ、そういえば砂羽ね、今日旦那さんと仲直りして帰ったんだ」
「そうなの、それはよかったわね。……でも環奈は寂しいんじゃない?」
「……うん」
この三日間、おばあちゃんに代わって砂羽が家にいてくれたおかげで寂しくなかった。朝送り出してくれて帰ってきたら出迎えてくれて。そしてずっと他愛ない話で盛り上がって。
それなのに今日からまたおばあちゃんが退院するまでひとりかと思うと、寂しく思う。