王子は冒険者になる!
くっそー、外に出てみようかと思ったんだけどなぁ
まぁ、『まだその時ではない』ってことか。
うん。かっこよくいってみたけどさぁ。
この警備を避けて
城をうろつく勇気はないな。
絶対誰かに見つかる。
あ。
そーゆー、見つからない魔法とかないのか?
とりあえず、部屋の中の本棚を見る。
うん。10歳児の本棚だな。
絵本がきれいに取り揃えられて・・・
上のほうは辞典だな。
あぁ、光がほしいな。
つかえるかな。手をかざして、いつも侍女がやってるように「光よ」と
つぶやいてみる・・・
ぱぁぁぁああ
って!光が強すぎ。
キャンセル!キャンセル! ×ボタン!!
しゅわぁぁああぁ
光が 消えていく。
よ、よかった・・・光 強すぎない?
やべぇ、そうか、俺 光の属性がどうの って言われてたな。
あーそうか、だから俺の周り『キラキラ』が飛んでるのか。
薄くきらめくような・・・と言ったらきれいだが
たまに反射して面倒くさい。
そっか、分散する光を集合させて・・・
気持ちを中にしてみる。
ナニカに蓋をするイメージ・・・
しゅわり、とはじけるような感じがして
オーラみたいな 自分自身の周りに出ていた『魔力』が
おさまるのがわかる。
思わず、自分の身なりを確認。
おぉ、やれば出来るじゃん。
鏡をちらりと見ると、
輝いていない分 白っぽい金髪がいつもより 落ち着いて見える。
おぉ、印象も変わるなぁ。
ふーん。光か・・・
屈折とかで 姿を見せなくしたり?
早く移動出来たりするのかな?
とりあえず「学ばないとな。」
確か図書館があったはずだし。
俺は小さくつぶやいて、
第二の 人生を 楽しく生きよう。
そう思って
ふわふわ ベッドの中に入るのでした。