王子は冒険者になる!

***




・・・・・本って 字がいっぱいだよな。

10歳児に 専門書が重いって思い知ったわ。

あ、シャレみたいになった。

あまりに重い専門書をめくりながらはぁ。とため息しかでない。

ってか、
簡単に『知識』って手に入らないよな。
うん。わかってた。

王宮にある 図書館。

自主学習したいって言ったら
小言の多いリィアが 手をとって喜んだ。
さすが!次の王ですっ!!
ってさ。

きっと、リィアは第二王子派だな。
覚えていないけど、貴族だったはずだから・・・

ってか、俺の周り 俺の気の許せる人、なくない?

兄様みたいに従者とかいればいいけど
まだ10歳だからな。
候補はいる。何度か遊んだことのあるご子息たちだろうな。

もう少ししたら、
俺の側近としてくるはずだけど・・・

この世界は魔力を中心に動いている。
だから魔力の相性が悪いと側近として仕えられないんだと。


よくわからん!


とりあえず、
「魔法の基礎」みたいな本を読み始めた。
いちおう、読めるな。

ってか、分厚いなぁ・・・

魔法は そのものの気質によって変わって・・・

あぁ、この辺は習ったことの基本だな。


ぺら っと数枚飛ばして めくる

「え?」

『ーーー陣-』-

魔力を効率化して発動させる・・・術だが

「・・・・に、日本語?」

よくある二重丸みたいなのに 真ん中に「ひ」と書いてある。

上には「小さな火種を生む 火属性初歩的な魔法」とこの国の言葉で書いてある。


・・・・なんで、日本語・・・
そうか 『転生特典』みたいな??
やっほー。
俺、超・チートじゃん?!!
テンションあがる。

さて・・・陣を発動させるには自分の魔力を練って糸状にして
空中に『書け』ばいいのか・・・

って、おいおい!!どーやって書くんだよ。
そもそも魔力を練るってなんだよっ。

紙に書くだけじゃぁダメなのか?こんにゃろっ。
「読めても、意味ねぇじゃん。」

ぱらぱら、とめくっていく。
へぇ、難易度が上がるにつれて、文字数や使われる漢字の難易度が上がるのか。

火の召喚だと
上位魔法である 『豪炎』って中心に書かれていて、
周りの二重丸の中にも
『術者本人に無効』とか『灼熱体制無効』とか 書かれている。

ふぅーん。
漢字の勉強が必要ってことじゃん。

一応、一般的な漢字は知識としてはあるつもりだけど・・・。
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