隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜




「えっ、、!?あの〝glitter〟の代表?!?!」


驚きの余り声を上げてしまった真美ちゃんを優しく肘で小突く。






「先程は大変失礼致しました。申し上げました通り、営業の津川は2週間の出張に出ております。お急ぎでしたら直ぐに連絡をお取り致しますので暫くお待ち下さいませ。」



顔を引き締めて笑顔で受付の受話器を持つ。



この目の前の美しい女性が彼とどういった関係だったとしても、今優先すべきは私の感情なんかじゃない。

確か〝glitter〟の社員さんは全てうちの保険に加入して頂いている大口の取り引き相手だ。

もしそんな大口の契約打ち切りになってしまったら会社としても大損害だ。






何より〝glitter〟の担当は彼。



ここで契約を破棄されれば、昇進どころじゃなくなる。

それだけは絶対に、、駄目だ。


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