隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜






「業務中ですので、申し訳ありませんがプライベートの事はお答えし兼ねます。ですが、、今後も営業の津川をどうか宜しくお願い致します。彼は誰よりも真面目で仕事にも真剣に向き合う方です。少し優しすぎる所もありますがそれは彼の長所です。私も、、そんな彼の優しさに助けて頂いております。しかしこれはあくまでも業務上の話です。ですのでここでプライベートのお話はお控えください。」



静かなロビーに自分だけの声が響く。


注目される中、深々と頭を下げて言葉を投げかけた。










『お願い、、致します。』






どうか伝わって欲しい。

こんな所で言い合いしても彼の為にはならないという事を。

彼の事を本当に大事に想っているのならば、ここは穏便に引き下がって欲しい。


どんなに無様に映っていたって構わない。

彼を守れるのならこのくらいなんでもない。



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