隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜
本来なら愛しい相手に恋人がいたのだと分かり怒り狂う所だが、柿本様はあの場を穏便に済ませてくれた。
勿論、圭くんの為が一番だと思うが私への配慮にも感じた。
そしてワザと自分に敵意を向けた。
思惑通り、真美ちゃんの怒りの矛先は柿本様と圭くんとなった。
ロビーにいた沢山のギャラリーも同じ。
あの時、私は柿本様に守られたのだ。
最初からあの場でプライベートな事を聞くつもりはなかったのではないかと思った。
「すみません、、お言葉に甘えてご馳走になります。あの、柿本様。本当にありがとうございます。」
「、、、、。」
笑顔でお礼を伝えると、急に下を向いて黙り込んでしまった。