隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜
「「乾杯。」」
カツンとグラスを優しくぶつけて、ワインを口に含む。
フワッとフルーティーな香りが口一杯に広がって、こんな美味しくて飲みやすいワインは初めてだ。
「美味しいっ、、。」
つい声が出てしまい、恥ずかしくなって俯いていると柿本様の優しい声が聞こえた。
「良かった。口に合ったみたいだね。色々聞きたい事もあるだろうから食事を楽しみながらゆっくり話そうか。、、まず何から聞きたい?俺と圭の関係とかかな。それとも、もっと根本的な所かな。」
「えっと、、柿本様は、、そのっ、、。」
「まずその呼び方変えて?光って呼んでよ。そしたら教えてあげるからさ。」
「ひ、光さん?」