隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜
かつてプレイボーイと呼ばれた彼と社会人になるまで処女だった私の恋愛スキルなんて天と地ほどの差がある。
それでも悔しいと思う。
いつだって私ばっかりこんな気持ちにさせられるんだから。
彼に振り回されて、翻弄されて、、、私だけドキドキして好きになんてなっちゃいけない相手なのにあの日からこの想いは加速するばかり。
彼を見つめると、途端に晒される視線。
それが悲しくて彼に背を向ける。
「う、うん。、、そうだね。お腹空いてる?ガッツリ系?それともさっ、、っ、、!?」
今度は身体ごと彼の方に引き寄せられる。
そしてさっきよりも激しいキス。
キスされながら抱きかかえられ、戸惑いながらも彼の首にしがみつく。
すると彼の抱き締める力が強まったのが分かった。