隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜


長いキスのあとゆっくり目を開けて、光さんに微笑み掛ける。






「光さん、お迎えありがとうございます。もう少し内緒にしておきたかったのに急にバラしちゃうから驚いちゃいました。今日はもう終わりましたのでこのまま帰りましょう?、、、早く光さんと2人きりになりたい。」




そう言って見つめると、目を細めた彼の手が腰に回って隣に引き寄せられた。



「今日はいつもに増して大胆だね、晶帆。何食べたい?晶帆の好きな和食?それとも俺の部屋でデリバリーでも取ってゆっくり過ごす?」

「光さんの部屋がいいです。だって眺めがとっても素敵だもの。、、泊まっていってもいいですか?」

「勿論いいよ。さぁ、おいで?」





光さんに寄りかかるように寄り添って、ロビーで絶句した表情を浮かべた人達の横を通り抜ける。



そして甘い雰囲気の中、外に停めてあった光さんのであろう車に乗り込み会社を後にした。

< 225 / 330 >

この作品をシェア

pagetop