隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜


突然チャイムが鳴って、ようやく我に返った。





「あっ、、すみませんっ、、!光さんっどなたかいらっしゃったみたいです!!」



光さんが居るであろうリビングの方に声をかけると、奥から笑いながら光さんが出てきた。





「あぁ、寿司の出前を取ったんだよ。晶帆があんまりにも長い時間熱中してくれるもんだからさ?出前も来たことだし、一旦中断して食事でもしようよ。」


光さんは玄関で出前の寿司を受け取り、もう片方の手で優しく私の手を取ってそのままリビングへと向かっていく。

広々とした部屋には上質なソファーとお洒落なダイニングテーブルしかなく、リビングの壁にも所狭しと貼られているデザイン画。

ふと時計が目に入って、なにげなく時刻を確認するとかれこれ40分も経過していた。







「えっ、、?!すみませんっ、、!!こんなに時間が経ってるって知らなくて、、。」



< 231 / 330 >

この作品をシェア

pagetop