隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜
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「、、きほ、、晶帆、、起きて。」
「んっ、、?」
優しく肩を揺すられ、薄っすら目を開けると綺麗な光さんの顔が目に映って慌てて飛び起きた。
「すっ、、すみませんっ!私完全に寝てましたよねっ?!?!」
「おはようお姫様。あまりにも眠って起きないから心配になっちゃってね。」
そう声を掛けられて周りを見渡すと、薄暗い部屋のベッドの上にいる事に気付いた。
一瞬起こしてくれた光さんが圭くんと重なって、まるで深く繋がって迎えた最初で最後だったあの日の朝のようでデジャヴかと思った。
恐る恐る部屋に掛けてある時計で時刻を確認してみると日付が変わろうとしていて真っ青になった。
「こんな時間まで寝てっ、、?!このベッド光さんのですよねっ!?もしかして運んで下さったんですか?!?!重かったですよねっ!?本当にごめんなさいっ、、!!!私なんて事をっ、、、!」