隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜


「いえっ、、!今日は帰ります。私が居たら光さんはゆっくり休めませんし私は仮眠も取らせていただきました。それととっても美味しいリゾットもご馳走様でした。今日はこのまま帰りますがまたお邪魔させて下さい。その時は私にっ、、。」





そう言いかけた所で勢いよくドアが開いた。


流石に服は着ているが、髪かまだ濡れていていてポタポタと水滴が床に落ちていく。

少し俯きぎみの光さんが顔を上げると目があって、一歩後ろに後退りをしてしまう。

そんな私の姿を見て光さんは柔らかく笑った。







「ごめん。怖がらせちゃったかな、、?でも晶 帆があまりにも無防備で男の事をなんにも分かってないからつい、、ね?今日は送っていくよ。でも今度泊まりたいなんて事言ったらその時は、遠慮せずに君を抱くから覚えておいて。俺、一応君の婚約者ってことになってるからね。」

「、、はい。」

「よし!なら髪乾かしてくるから少しだけ待っててよ。」



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