隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜


わざと明るい口調で背を向けて脱衣所へと戻ろうとした光さんに手を伸ばす。

そんな私の行動に光さんは一瞬動きを止めて、ゆっくり振り返った。







「、、何?帰りたくなくなっちゃった?」

「いえ、そのっ、、今日は本当に光さんには何から何までしてもらうばかりで申し訳なくて、、だから何かさせて頂きたくて、、。」

「それで、、何してくれるのかな?」








目を細めながら尋ねられ、ドキッとした。

出来る事を必死に考え、思いついたままにそれを口に出した。
















「私に髪をっ、、乾かさせて下さいっ!!!」




真剣な顔で声を上げる私を見た途端、ぶっと吹き出しながら笑う光さんを見て、真っ赤になった。




「本当に晶帆は可愛いね。じゃあ遠慮なく乾かしてもらおうかな?」

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