隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜


莉子ちゃんが圭君に連絡してくれたお陰で、一緒に海に行けることになったのだ。

本当にいくら感謝しても足りない。


そういえば、買い物に付き合ってくれたお礼に居酒屋は自分が支払うと言っていたのに、誰が支払いをしてくれたのだろう。

莉子ちゃんにメールで尋ねてみると、なんと彼が支払いをしてくれたらしい。



申し訳なさすぎて落ち込んでいると、ホテルのドアが開く音がした。







「ごめん、お待たせ。チェックアウトはしてきたからこのまま出ようか。直ぐ出れる?」


私服姿の彼。


スーツ姿ばかりの圭君しか見たことがなく、初めてみるその姿にドキドキと鼓動がうるさい。

本当に何着てもカッコイイ。


それに私服だと少し若く感じた。





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