暴君陛下の愛したメイドⅡ【完】


「まず何からお話したら良いのか分かりませんが………あの一件はフィグリネ様の仕組んだ犯行でございました。事前に解毒薬を服用しており、毒の効果を弱めていたようです」


「そう……………だったのですね。アニがそのような事をするはずがないと信じていましたが、しかしどうやって証拠を………?」

私が無実を証明しアニを助けようとギャビンとチベットの元へ向かったとき、確か二人は言っていた。『証拠は見つけられなかった』と。


確かに事前に解毒薬をあらかじめ服薬し準備万端の方が、証拠を隠し忘れるもしくは、捨て忘れるなどまずあり得ないだろう。

既に処理されていたのであれば、この場に証拠となるものが残っている確実などゼロだ。


それなのに……………この方は証拠を見つけ、それで周りを納得させている。

現に私達を助けて下さっている。


その証拠とは一体…………………。


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