暴君陛下の愛したメイドⅡ【完】
「…………そうだ!今からリリアンのお祝いを私の部屋にて開きましょう。サニー」
私は思いついたように声を上げると後ろに控えているサニーに声をかけた。
「はい。お妃様」
「この間市場で買ったお菓子を部屋に用意し、皆でお茶にしよう」
本当は陛下とお茶をしたくて買ったものだが…………後で考えれば甘いもの苦手だしね。
サニーは『かしこまりました』と返事をすると、近くにいたダリアを連れて準備の為に動き始めた。
「では、私達は先に部屋へ戻り待っていましょう」
残されたリリアンとアンナにそう声をかけ、取りあえず庭園から中へ入ろうと歩き出していた時、
次は思わぬ人に声をかけられ足を止めた。