暴君陛下の愛したメイドⅡ【完】


「……取りあえずリードはこの溜まった仕事を終わらせないとな。ほら、次はこの資料だ」


渡された資料を見て陛下はふぅ……とため息をつくと、


「………そういえば最近周辺の国々の動きはどうだ?変化はあるか?」


妃がこの国で誕生したにあたり、他国がどう変化を見せるか気になっていた。


内密に暗殺部隊を送る国も中にはあるだろうし、威力拡大を恐れ同盟を結んでくる国も存在する。


今回この国に妃が出来たと言うことは、後にその妃が子を授かれば王の血を継ぐ王位継承者が誕生してしまうかもしれないということだ。


他国がそれを恐れない訳がない。


…………………とは思ったものの


「全く変化は無しだ。仮に動きがあるとすれば周りの国々が平和条約を結ぼうと動き出してるぐらいか……」


得には変化ないみたいだ。


< 51 / 368 >

この作品をシェア

pagetop