たった7日間で恋人になる方法
☆
拓真君から連絡が入ったのは、ランチを食べ終わった、午後2時を過ぎた頃。
美園とちょうどお店を出ようと席を立とうとしたところ、メッセージが届いた。
”連絡遅くなってごめん。朝から急な仕事で呼び出されて、もうしばらくかかりそうなんだ。少し遅れるかもしれないけど、必ず行くから、先に行ってて”
『時枝君から?』
『あ…うん』
『何だって?』
『仕事で遅れるから、先行っててって…』
『仕事?』
『拓真君には最初から現地に直接来てもらうつもりだったから、場所は伝えてあるし…仕事じゃしょうがないよね』
正直、昨夜別れてから、ずっと連絡が無かったから、少しだけホッとした。
『何よ、仕事って。時枝君の仕事って、ほとんど雑用でしょう?呼び出されて残業するほどの仕事なんて、あるの?』
『でも、この前も拓真君、時間外に呼び出されてたし…』
確かに拓真君は、休日や時間外に仕事をしないと終わらないほどの業務は任されていないはずで、美園が不信がるのも最もなことだ。
『まぁそんなことは、どうでも良いか…そ・れ・よ・り、萌ちゃん』
薄手のカーディガンを羽織った美園が、急にニヤニヤ笑いながら、擦り寄ってくる。
『な、何よ…?』
『時枝君のこと、”拓真くん”って呼んでるのねぇ』
『べっ、別に、良いでしょ、仮初でも、こッ恋人…なんだから!』
『恋人…ねぇ』
『もうっ、私、先に出てるから、会計よろしくね』
そういうと、自分の分の会計を、にやつき顔が収まらない様子の美園に託して、急いで店を出る。
拓真君から連絡が入ったのは、ランチを食べ終わった、午後2時を過ぎた頃。
美園とちょうどお店を出ようと席を立とうとしたところ、メッセージが届いた。
”連絡遅くなってごめん。朝から急な仕事で呼び出されて、もうしばらくかかりそうなんだ。少し遅れるかもしれないけど、必ず行くから、先に行ってて”
『時枝君から?』
『あ…うん』
『何だって?』
『仕事で遅れるから、先行っててって…』
『仕事?』
『拓真君には最初から現地に直接来てもらうつもりだったから、場所は伝えてあるし…仕事じゃしょうがないよね』
正直、昨夜別れてから、ずっと連絡が無かったから、少しだけホッとした。
『何よ、仕事って。時枝君の仕事って、ほとんど雑用でしょう?呼び出されて残業するほどの仕事なんて、あるの?』
『でも、この前も拓真君、時間外に呼び出されてたし…』
確かに拓真君は、休日や時間外に仕事をしないと終わらないほどの業務は任されていないはずで、美園が不信がるのも最もなことだ。
『まぁそんなことは、どうでも良いか…そ・れ・よ・り、萌ちゃん』
薄手のカーディガンを羽織った美園が、急にニヤニヤ笑いながら、擦り寄ってくる。
『な、何よ…?』
『時枝君のこと、”拓真くん”って呼んでるのねぇ』
『べっ、別に、良いでしょ、仮初でも、こッ恋人…なんだから!』
『恋人…ねぇ』
『もうっ、私、先に出てるから、会計よろしくね』
そういうと、自分の分の会計を、にやつき顔が収まらない様子の美園に託して、急いで店を出る。